「狼よ落日を斬れ」 幕府と新政府の、両方の若き獅子たちの生き様
幕末ものもまた、時代劇で安定の人気を誇っているジャンルですね。
私もすっかり大河ドラマの「新選組!」にはまってしまった一人です。
よくある幕末時代劇のパターンとしては、こんなのが多いのではないでしょうか。
①旧幕府軍側からのパターン
世の中の流れは変わってきている。それは自分でもわかるけど、捨てちゃあならねえ義理ってーいうものがあるんだよ的な話。
②新政府軍側からのパターン
新時代の風雲児たち。革命を起こそうと熱く語り合う若者たちと、倒れてゆく仲間たち的な話。
はい。どちらも私の大好物な流れです。
敵と味方に別れて戦っているけど、みな誇りと信念を持って生きているというね。
テレビドラマや映画ともなれば、俳優さんやアイドルなど、見た目のいい人たちがそのお話を演じるわけで、更に私の熱量もあがります。
そして、私の中で1、2を争う幕末ものが「狼よ落日を斬れ」です。
守る側の幕府軍と、攻める側の新政府軍、その両方の面から描いたお話です。
杉虎之助(高橋秀樹)・中村半次郎(緒方拳)・伊庭八郎(近藤正臣)・沖田総司(西郷輝彦)の4人が、もともとは仲のよい友人だったら…という設定。
序盤で和気藹々としている様子を見せられているから、それぞれが時代の波にのまれて散り散りになっていく様が、もう切ないのなんのって。
そして、この時の高橋秀樹がまーーーーぁ色っぽいのなんのって。
もう心臓が持たないほどに色気だだ漏れ。
普段、もう少し歳がいったのを見ているせいか←、こんなに色男だったのかと驚くほどの美男子…。
そして、4人とも豪華なメンバーで、更に監督が三隅研次 さんという。
これはなかなか見応えのある時代劇ではないかと思うのです。